ガンダムが好きっていうと、すぐに細かい話になるじゃないですか。あれが非常にめんどくさいんですよね。

いちいち意味を求められる、もしくは、説明されるわけですよ。あとは名セリフ合戦とか。モノマネ合戦とか。

いや分かるんですよ、気持ちは。私もやりますし。やるんかいという話なんですけども。

でもこう、なんですか、そういう流れにならないといけないような雰囲気、あるじゃないですか。俺がこれ言ったらお前これ言えよ、みたいな。考えすぎなんでしょうか。

私も段々歳を取ってきたせいもあるのかもしれないのですが、ぱっとね、出てこないんですよ。あれ、なんだっけ、と。なんとなく映像は浮かんでるんだけど、名前なんだっけ、ていう。

もどかしいわけですね。確かにそれが出てきた部分で自分が燃えていたのは覚えているのですが、いかんせん、出てこない。

そうなるとですね、あ、こいつはニワカだな、とか、そういう空気になるわけです。いいでしょう、甘んじて受け入れるとしましょう、ニワカを。別にいいんですよ、ニワカで。

しかし、確かにそれが好きだと、好きだと感じていた自分の気持ちは本当なわけです。この気持ちはだって止められないもの、ていうことなんです。

それがですね、思い出せない、ぱっと名前とか出てこない、それ即ちウソ、みたいな空気。これがもうめんどくさい。そんなこと言われてもしょうがないじゃん。

元々記憶力が良い方じゃないんですよ。たまにいるじゃないですか。北斗の拳のセリフ全部覚えてるみたいな人。無理ですよそんなの。でも好きなんですよ、確かに。

記憶したかったわけじゃないですからね。ただ楽しんでいただけなんです。それを、好きだと、私は表現したまでであって。知識を求められては困りますよ、ほんと。

ほんとね、いちいちこういう展開になるわけなので、なるべくそういう趣味嗜好みたいなものを、段々言わなくなっちゃうんですよね。またそれが逆効果で。

普段何が好きとか言わない人間が、いきなり打ち明けるような形になっちゃうんです。ドツボですね。よっぽど詳しかろうと、マニアックな所までご存知なのだろうと、そう思われてしまう。

いやそんなことないんです、残念かもしれませんが。別に1年に1回必ず復習するとか、しませんからね。今の動向とか、知ったこっちゃありませんよ。気になったらググるかWikipedia見ますから。

あれ良かったよね、ぐらいで済ませられないものですかね。〜とか実は結構好きなんですとか、そういう流れはもう地雷ですね。〜とか、の応酬になりがちです。知らねえよ、覚えてねえよ。

っていう感じで過ごしていますと、結局、会話が盛り上がらないってことになるんですよね。どうしたもんかな、こりゃ。

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以上、最初の「ガンダム」を色々な言葉に変えても問題ないように、テンプレ化しておきました。